再生医療
(エクソソーム点滴)
– Exosome Therapy –
~ 再生医療の最前線から、美と健康への応用へ
再生医療から生まれた“情報のカプセル”
近年、再生医療やがん研究の領域で注目されている「エクソソーム」。それは、細胞から分泌される微小なカプセル状の構造体であり、細胞間で情報(遺伝子・タンパク質・脂質など)を運ぶ“メッセンジャー”として働きます。幹細胞そのものではなく、「幹細胞が出す情報のエッセンス」を点滴という形で体内に届けるのが、エクソソーム点滴です。
このような方におすすめ
- エイジングケアを内側から行いたい
- 慢性的な疲労感や睡眠の質の低下を感じる
- 肌のハリ・弾力の衰えが気になる
- 脳の働き(集中力・記憶力)を保ちたい
- 再生医療のアプローチに興味があるが、まずは非侵襲的な方法で始めたい
Akira International Clinicのエクソソーム点滴とは
当院では、臍帯由来幹細胞の培養上清液から抽出された高純度エクソソーム製剤を採用。国内のGMP準拠施設にて製造・品質管理された信頼性の高い製品を、医師の管理のもとで使用しています。
主な成分:
- エクソソーム(細胞間情報伝達因子)
- 成長因子(HGF・FGF・EGF など)
- アミノ酸・サイトカイン・抗炎症成分
- 幹細胞分泌由来の生理活性物質
期待される効果やその可能性
現段階では、エクソソームの有効性についてヒトに対する大規模な臨床研究は限られており、すべてが科学的に証明されたわけではありません。ただし、基礎医学・動物モデル・一部の臨床観察において、以下のようなポテンシャルが報告されています。
- 皮膚の再生促進(ハリ・ツヤ・キメの改善)
- 慢性疲労の軽減
- 睡眠・ストレス耐性の改善
- 認知機能サポート
- 筋肉・関節の炎症緩和
治療的な意味での“再生”というよりも、“全身の微細な調整(homeostasis)”を後押しする働きをもつと考えられています。
安全性と注意点
本治療は自由診療であり、保険適用外です。また、治療効果には個人差があり、全ての方に明確な効果を保証するものではありません。
安全性については国内製造・無細胞製剤を用い、感染症リスクを排除した状態で使用していますが、点滴中の倦怠感や注射部位の軽度の腫れなどが報告されることがあります。
点滴の流れと目安
- 初回カウンセリング(ご希望・既往歴の確認)
- 点滴:1回約30~45分
- 推奨頻度:月1~2回(体調や目的により調整)
- 他の栄養点滴との併用も可能
医学者として、そして臨床家として
私たちはこの治療を「すでに完成された医療」としてではなく、“可能性を秘めた応用的なケア”として提供しています。科学的にはまだ発展途上であるからこそ、誤解を避け、丁寧な説明と慎重な適応が必要です。自身で細胞培養施設を運営し、幹細胞や間質細胞の培養と研究を行っています。
Akira International Clinicでは、医学的誠実さを忘れずに、未来の医療の入り口としてのエクソソーム治療を、患者様とともに探求していきます。
